【コラム】おそろしい・・・わんこそばのルールを知ってますか?!
どうも、YUMIO@東京です。
さてさて、先日までの大船渡被災地取材では
盛岡を拠点にしていたので、
様々な岩手グルメを堪能させていただいたんだけど、
一番びっくりしたのは【恐怖のわんこそばルール】だった。
みなさんはご存知だろうか?
わんこそばの罰ゲームのような決まりごとを・・・・・・。
明治40年創業のわんこそばの老舗だ。
わんこそばというのは『岩手流のおもてなし術』。
ひとつの鍋で茹でられるそばの量は決まっているため、
大勢のお客さんが来た時に作り置きをしておくと
すぐにそばがのびてしまう。
そこで”お客様に茹でたてのそばをすぐに配膳できるように”
少量ずつ小さなお椀で出して、どんどんおかわりしてもらう
わんこそばのスタイルが確立したのだとか。
『わんこ』がスタートする。
「はい、じゃんじゃん!どんどん!がんばって!」
とお給仕さんがエールを送ってくれるのだが、
順調にリズム感をキープして食べられるのは15杯目まで。
ちなみに、わんこそば15杯が
一般的なかけそば1杯の量に相当するそうだ。
女性の場合で50杯、男性の場合で70杯ぐらいが
平均的なわんこ消費量らしいけど、
わたしは20杯を越えたところでギブアップしてしまった。
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わんこを止めるためには、
お椀に蓋をかぶせなくてはいけない。
お給仕さんが次のそばを取りに厨房へいっているうちに、
ふぅ~とため息をついて蓋をかぶせていたら、
戻ってきたお給仕さんが、
「蓋を閉じるときは
わたしが見ている前で閉じてくださいね~」
と、やさしい語り口で強引なことをおっしゃる。
「はい、もう一杯!」
無理やり開けさせられた蓋の下のお椀に
再びわんこそばが運ばれた。
「え、もう無理なんですけど・・・」
話しかけているうちにも、
蓋を閉じる間がないぐらいのタイミングで
次から次へとそばが運ばれた。
やっとの隙を見て
お給仕さんの前で蓋を閉じると、
「おそば、中に残ってませんか~?」
と、再びやさしい語り口で冷たいセリフをおっしゃる。
蓋を開けてみると、
食べ残したそばがひとすじ。
「あら~、それではダメですね~」
またそばが運ばれ、
そうこうしているうちにギブアップしてから
10杯も追加で食べさせられてしまった!
左はお隣に座っていた若い男性の食べたわんこ。
ゆっくり味わってる暇がなかったが、
おそばや薬味は美味しかったと記憶する。
あとで、地元・盛岡の若い女性に話を聞いてみたら
「わんこそばは観光客向けで、
地元の人間はほとんど行かないですよ~。
だって、ゆっくり食べたいじゃないですか(笑)」とのこと。
そりゃ、そ~だわな。
というわけで、観光客として
わんこそばのエンターテインメント性を
満喫しきれなかったことを反省します。。。
福岡由美住宅ジャーナリスト・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ラジオ構成作家
大手生命保険会社OLからラジオレポーターに転身、
自身のマンション購入をきっかけに住宅ライターとしての活動をスタート。
現在は、東京・名古屋を拠点に住宅専門家・住宅ジャーナリストとして取材・執筆を行う。
旧『なごやのねたや』ブログ改め、『Yumioのネタ帳』では仕事のこと、恋愛のこと、
結婚のこと、加齢への抗いや日々の不平・不満・愚痴・蘊蓄など、いろいろ綴っていきます。