【旅】ミラノ万博の歩き方~日本館レストラン 京懐石 美濃吉~
どうも、Yumio@名古屋です。
ミラノ万博レポート3回目の今回は、
日本館の2階にある日本食レストランのご紹介。
▲日本館の2階へと進むバリアフリーの通路には、
こんな立派な盆栽が。真剣に写真を撮ってる外国人の方も多かった。
▲こちらが2階。イベントスペースが併設された
日本食レストランがあります。
▲この日は幸運にも(?)新潟県のイベントデーで、
なんと新潟の日本酒の試飲会がおこなわれてましたっ!
大好きな麒麟山や、緑川、鶴齢、久保田、
そして、今回初めて体験した
尾畑酒造の真野鶴、めちゃめちゃ美味しかったな~。
ちなみに、こちらの新潟酒蔵ご一行様に、
次の日Duomo前の広場で偶然ばったり再会!
なんだか運命を感じました。
これからはもう新潟のお酒しか飲みませんわ(笑)
▲こちらはレストラン内部の様子。
ショッピングセンターのフードコート形式で、
オーダーをしておくと番号で呼び出される仕組み。
このシステムも世界にPRしたい日本の技術だったのかな。
▲レストランには、名古屋人には馴染みの深い
カレーの『ココ壱』や、『サガミ』(メニューはそばのみ)、
そして、人形町今半が出店してました。
左は万博特別メニューの今半の牛丼!
美味しかったけど、
お値段は20ユーロ=2700円ぐらい・・・高っ(笑)
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▲日本食レストランのお隣にもう一軒、
本格懐石料理のレストラン『京懐石 美濃吉』が営業中。
こちらのお店、すでに予約で満席とのことで諦めてたんだけど、
ダメもとで当日電話をしてみたら
「少々お料理が駆け足になりますが、
18:00からならお席をご用意できます」との嬉しい回答が!
▲想定外の出費だったけど、
このチャンス、逃してなるものか!
18:00にお邪魔して京懐石ディナーのスタート。
夜のコースのお値段は110ユーロ=約1万5000円~でした。
(他に、160ユーロ・220ユーロの全3コースあり)
着物姿で感じの良い接客をしてくださった
スタッフの槙原さんによると、
「お客様の7割はイタリア人の方」とのことで、
個室があるためVIPの接待に使われる機会も多かったとか。
万博会場内のレストランの中で
“最もホスピタリティ&クオリティが素晴らしいレストラン”として
フランスの雑誌から取材を受けたりしたんだって!
(槙原さん、楽しい時間をありがとうございました)
▲器はすべて有田焼。
左は前菜、右はフォアグラの煮こごり。
実は、日本料理の命とも言える鰹節が
EUの食品安全基準をクリアできないため、
当初は持ち込むのが難しいと言われてたんだけど、
関係者の皆さんが交渉をして、
万博のみの特例ということで今回認められたそう。
だから、出汁を引いた後の
削り節の廃棄の仕方にも気を遣っているとのこと。
▲そんなお話を聞いてしまうと、
お椀の美味しさが一層身に沁みる感じ・・・
▲お造りの鮪は、なんと近大マグロ!
『サスティナブル(持続可能)な食』の訴求のため、
日本国内でもレアな近大マグロが使われてます。
びっくりしたのは、ニンジンやルッコラの美味しさ。
料理人の方も「イタリアの野菜、特にニンジンは
味が濃くて天ぷらにしても美味しいんです」と絶賛!
▲(どうやら蛍光灯に携帯電波が反応したみたいで
ここからイマイチ画像が粗くてすみません)
メインは、和牛のステーキ照り焼きソース仕立てポン酢添え。
そして〆のご飯は鮨の盛り合わせ。
▲デザートはカキ氷(抹茶orゆず)と栗きんとん。
真っ赤な有田のお抹茶茶碗がとってもステキ!
お造りの鮮度については、やっぱり空輸で運ぶため
“時間が経ってるかな?”という印象だったけど、
日本から約1万kmもの距離が離れたここミラノで、
丁寧な懐石料理をいただくことができたのは感動的!
改めて、
“日本代表”として活躍してくださったスタッフの皆さん、
慣れない異国でのサービスの提供、お疲れ様でした。
閉幕まであと半月ちょっと、
引続き頑張ってくださいね。
福岡由美住宅ジャーナリスト・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ラジオ構成作家
大手生命保険会社OLからラジオレポーターに転身、
自身のマンション購入をきっかけに住宅ライターとしての活動をスタート。
現在は、東京・名古屋を拠点に住宅専門家・住宅ジャーナリストとして取材・執筆を行う。
旧『なごやのねたや』ブログ改め、『Yumioのネタ帳』では仕事のこと、恋愛のこと、
結婚のこと、加齢への抗いや日々の不平・不満・愚痴・蘊蓄など、いろいろ綴っていきます。