【コラム】これがミレニアル世代の常識か!ジェネレーションギャップをつくづく痛感・・・
どうも、Yumio@東京です。
ミレニアル世代といえば、
別名デジタルネイティブとも呼ばれ
学生時代から当たり前のようにネットを使いこなしてきた
今の20代後半から30歳後半ぐらいまでの世代のことを指す。
おそらくどんな業界でも、
いま現場で中心となっているのが
このミレニアル世代の人たちだろう。
実際にワタクシ自身も
媒体のディレクターさんや広告代理店の営業さんなど
最近名刺交換をした人のほとんどがミレニアル世代の若者だ。
しかし、先日のこと。
「これがミレニアル世代の常識か!」
と衝撃を受ける機会が立て続けにあったので書いちゃうぞ。
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ひとつ目は「写真の色合い」の好みの違いだ。
これまで20年以上広告媒体に関わってきたが、
まだデジカメが普及する前のポジの時代から
広告に使う写真といえば
「明るいこと・鮮やかなこと」が大前提とされてきた。
例えば、料理の写真ならこんな感じ。
▲明るく色合いも鮮やか。
うん、なんか美味しそうに見えるよね?
しかし先日、自信満々で提出した写真に対して、
ミレニアル世代の担当者さんから衝撃的な指摘を受けた。
「もっと色味を落としてもらえますか?」
「・・・へっ?」
そういう指摘を受けたのは初めてだったので
“なぜ色味を落とすのか?”を理解するのに
めちゃめちゃ時間がかかったが、
どうやらこういうことらしい。
▲全体的にザラっとした感じ。
あまり食材の鮮度は感じられないが、
確かにイマっぽいお洒落な感じになった。
なるほど・・・イマドキは素人さんでも
スマホでいろんな写真加工ができてしまうので
写真の色味にも旬のトレンドがある。
「明るく鮮やかなら良い」ってもんじゃないんだな~。
と思っていたら、
そこへ追い打ちをかけるようにこんな“事件”が起きた。
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2つ目は「仕事の連絡手段について」だ。
とあるミレニアル世代の社長さんから
人を紹介してほしいと頼まれたので、
「紹介する相手の名前」と「メールアドレス」を
その社長さんのFBメッセンジャー宛に送った。
紹介する相手は社長さんとは未対面。
いきなり電話で話すよりも、
メールで一度やりとりしてから
具体的に仕事の話を進めてもらったほうが
双方安心できると思ったからだ。
するとその社長さんからワタクシ宛に電話が。
「普段PCを開かないので、
メールアドレスをもらっても困るんですよね~。
僕、スマホの中で完結する仕事以外はしないので。
電話か、ショートメールか、LINEにしてもらえますか?」
「・・・へっ?」
これまた意味を理解するまでに時間を要したが、
そういえば、とあるマンションの販売担当者さんが
「最近、お客様との連絡はすべてLINEです。
パソコンにメールを送っても、
皆さんパソコンを開かないので
LINEじゃないと見てもらえないんですよね」
と話していたことを思い出した。
こ、こ、これがジェネレーションギャップかぁぁぁぁぁ!
ひと昔前まで、
すぐに電話をかけたがるのは年配の方たちで、
若者たちの間では「メールでのやりとり」が
当たり前だと言われてきた。
しかし、その常識はすでに一周回って変化しており、
今やメールを使いたがるのは年配となった我々世代だけ。
若者たちは「LINEまたは直電=スマホ内で完結」が
当たり前になってるんだな~。
おばちゃん、なんだかショックですぅ・・・
ちなみに、今どきの若者たちにとってPCメールは
「勧誘メールぐらいしか受信しない面倒なもの」という存在。
さらにはFacebookのメッセンジャーも使うことは無く、
「SNSメッセージを使うならインスタ」なのだそうな。
あ~あ。
ミレニアル世代相手でこの状態なら、
いずれZ世代と仕事をすることになったとき、
おばちゃんはついて行けるんだろうか・・・
以来「老害」という言葉が頭の中をぐるぐる巡っている
53歳7か月のワタクシであります。とほほ。
福岡由美住宅ジャーナリスト・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ラジオ構成作家
大手生命保険会社OLからラジオレポーターに転身、
自身のマンション購入をきっかけに住宅ライターとしての活動をスタート。
現在は、東京・名古屋を拠点に住宅専門家・住宅ジャーナリストとして取材・執筆を行う。
旧『なごやのねたや』ブログ改め、『Yumioのネタ帳』では仕事のこと、恋愛のこと、
結婚のこと、加齢への抗いや日々の不平・不満・愚痴・蘊蓄など、いろいろ綴っていきます。