【グルメ】伊勢藤(いせとう)|神楽坂にある日本一静かな居酒屋~東京都新宿区神楽坂~
どうも、YUMIO@名古屋です。
名古屋は台風一過の青空!
・・・かと思ったら、
意外とまだ黒い雲が渦巻いてます。
みなさんのエリアは
台風被害・・・大丈夫だったでしょうか?
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さて、先日不思議な居酒屋に訪れたのでご紹介を。
場所は東京・神楽坂。
六本木や渋谷・新宿とはまったく違う
『オトナの街』の神楽坂の坂の上に、
“神楽坂という街を物語る居酒屋”があるという。
▲毘沙門天の向かい側の細い路地を奥へと進む。
▲一瞬、普通の民家かと思い通りすぎそうになったが、
歴史を感じさせる日本家屋から独特のオーラが放たれていた。
▲ここが【伊勢藤】の入口。日本一静かな居酒屋だ。
屋内の撮影はNGとのことだったので
お料理のみ撮影させていただいたのだが、
【伊勢藤】の中はまるで
昭和初期にタイムスリップしたかのような雰囲気。
縄のれんをくぐり店の奥へと進んでいくと、
手前に土間。その向こう側に店主の方が座る囲炉裏。
土間と囲炉裏に並ぶようにして和室が二間。
柱や床板はすべて黒光りして、
長年大切に磨きこまれてきたのがよくわかる。
▲ちなみに「とりあえず、ビール!」というのはありえない。
ここでいただけるのは、日本酒『白鷹』の燗か冷のみ。
燗を注文すると、店主の方が囲炉裏の炭で燗をつけてくださる。
追加注文するときは写真右上の呼び鈴をチロリンと鳴らす。
▲食事は、日本酒に合う一汁四菜のみ。白飯はない。
(これが、どのおつまみも本当に美味しい!!!!!)
足りないひとは、品書きに記された
明太子やたたみいわし、田楽などの
酒の肴を追加でオーダーするシステムだ。
店内では、皆がひそひそ話風に
声を落として談笑している。
なんだか図書館の中にいるみたいに静か。
ちょっとでも大きな声を出すと
「お静かに・・・・」とさりげなく注意を受けることもあるそ~な。
ちなみにこの日、
ワタクシたちは和室の座敷席に座ったんだけど
お隣の席には、文壇関係者と思われる渋いオジサマ方が
「そういやこの前、五木寛之と久々にね・・・」
なんて有名作家の名前などをちらほらと出しながら
何やら噂話に興じているご様子だった。
同行したワタクシの友人たちは
「なんでこんなに静かに飲まなきゃいけないんだろ・・・」
「客が店に媚びすぎてるんじゃない?」
なんて(周りに聞こえないようささやき声で)言ってたが、
その時、お隣の文壇紳士がひとこと。
「これが、伊勢藤の、伊勢藤たる所以ですよ」
なるほど。
この店のお客は皆、
“酒を飲みに来る”のではなく
“伊勢藤に飲みに来る”というワケか。
ワタクシ個人的には
またもう一度訪れてみたいと思った
素敵な大人の居酒屋であります。
東京都新宿区神楽坂4-2
電話/03-3260-6363
営業時間/17:00~21:30
※土曜・日曜・祝日定休
福岡由美住宅ジャーナリスト・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ラジオ構成作家
大手生命保険会社OLからラジオレポーターに転身、
自身のマンション購入をきっかけに住宅ライターとしての活動をスタート。
現在は、東京・名古屋を拠点に住宅専門家・住宅ジャーナリストとして取材・執筆を行う。
旧『なごやのねたや』ブログ改め、『Yumioのネタ帳』では仕事のこと、恋愛のこと、
結婚のこと、加齢への抗いや日々の不平・不満・愚痴・蘊蓄など、いろいろ綴っていきます。